マンションQ&A

管理費や修繕積立金等のお金の使い道とは

管理費はマンションの共用部分を日常的に維持・管理するための費用として、修繕積立金は将来のマンションの大規模な修繕工事等に使う資金として、通常、各区分所有者の専有部分の広さの割合によって毎月負担しています。

解説

日常的な維持管理に支出する管理費と、長期的な観点で積み立てる修繕積立金とでは、費用の使い方も異なります。管理費は「建物や設備の保守点検」「共用部分の水道光熱費」「マンションの損害保険料」「管理会社の委託費」などの費用として支出します。一方、修繕積立金は建物等の躯体工事・塗装工事・防水工事、設備工事等を合わせて行う大規模な修繕工事等の費用として支出しています。

ポイント

1  きちんと分けて区別して管理する

 管理費と修繕積立金は、お金の使用目的が異なるので分けて管理する必要があります。管理費のお金が足らなくて、修繕積立金を回すような安易な方法はとらないで下さい。いざという時にお金が足らなくて、適当な機会を見逃し、大規模修繕工事の実施時期が先送りになるかもしれません。

2  口座名義には細心の注意を払う

 マンションを購入すると、毎月管理費と修繕積立金等の支払いが発生します。一般的にその支払いは、各区分所有者の預金口座から自動振替の方法で行われていますが、振込先が管理組合の口座名義であるか確かめてください。万が一、口座名義がマンションを管理する管理会社だとしたら、すぐに管理組合名義で口座を開設し、お金を移動するよう手続きをしてください。
3  標準管理規約が規定している管理費と修繕積立金
 標準管理規約には、管理費と修繕積立金の経費の充当について次のとおり定めています。

◎ 標準管理規約(単棟型)第2節 費用の負担

(管理費)
第27条 管理費は、次の各号に掲げる通常の管理に要する経費に充当する。
一 管理員人件費
二 公租公課
三 共用設備の保守維持費及び運転費
四 備品費、通信費その他の事務費
五 共用部分等に係る火災保険料その他の損害保険料
六 経常的な補修費
七 清掃費、消毒費及びごみ処理費
八 委託業務費
九 専門的知識を有する者の活用に要する費用
十 地域コミュニティにも配慮した居住者間のコミュニティ形成に要する費用
十一 管理組合の運営に要する費用
十二 その他敷地及び共用部分等の通常の管理に要する費用
(修繕積立金)
第28条 管理組合は、各区分所有者が納入する修繕積立金を積み立てるものとし、積み立てた修繕積立金は、次の各号に掲げる特別の管理に要する経費に充当する場合に限って取り崩すことができる。
一 一定年数の経過ごとに計画的に行う修繕
二 不測の事故その他特別の事由により必要となる修繕
三 敷地及び共用部分等の変更
四 建物の建替えに係る合意形成に必要となる事項の調査
五 その他敷地及び共用部分等の管理に関し、区分所有者全体の利益のために特別に必要となる管理
2 前項にかかわらず、区分所有者法第62条第1項の建替え決議(以下「建替え決議」という。)又は建替えに関する区分所有者全員の合意の後であっても、マンションの立替の円滑化等に関する法律(以下本項において、「円滑化法」という。)第9条のマンション建替組合(以下「建替組合」という。)の設立に認可又は円滑化法第45条のマンション建替事業の認可までの間において、建物の建替えに係る計画又は設計等に必要がある場合には、その経費に充当するため、管理組合は、修繕積立金から管理組合の消滅時に建替え不参加者に帰属する修繕積立金相当額を除いた金額を限度として、修繕積立金を取り崩すことができる。
3 管理組合は、第1項各号の経費に充てるため借入れをしたときは、修繕積立金をもってその償還に充てることができる。
4 修繕積立金については、管理費とは区分して経理しなければならない

4  修繕積立金は組合内で運用ルールを決めておく。

 管理費と違い修繕積立金は、多額の資金を金融機関へ預けることになります。その際、管理組合の資金の運用ルールを前もって管理組合内で取り決めていると安心です。管理組合が資金を運用する場合、安全で確実に元本保証がされていること、預けている資金がいつでも引き出し可能なことは、大切な要件となります。そうすることにより、毎年入れ替わる理事会でも運用ルールの範囲内で管理組合の資金を預けることができます。

チェックポイント  管理組合のお金は、決済性預金で保管すべきか、他の方法で運用すべきか。

 2002年4月から実施されたペイオフ解禁から、管理組合の資金については、安全性を重視するため、全額保護される決済性預金で資産を管理しているマンションが多くあります。  金利も少ない現在、少しの金額であれば、まったく利息がなくても管理組合に損失は与えないでしょうが、築年数が経ち、かなりの高額な資産を有する管理組合が、安全性確保だけで無利子で資産を保管しているというのは、良い結果だと言えるのでしょうか。  ハイリスクの運用はお勧めいたしませんが、せめて定期預金程度であれば銀行の安全性を確認したうえで預金しても、実際のリスクは高くないのではないでしょうか。ある程度の預金額であれば、利息も資産だと言えます。

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ご挨拶

代表取締役 柳田基浩

当サイトにお越しいただき誠にありがとうございます。
「ちょっとした工夫で、分譲マンションの資産価値は必ず上げられます!」をモットーに住人のためになる管理組合運営をご支援(コンサルティング)しています。
弊社の目指すところは 『マンションに暮らす住人が、自分たちが暮すマンションを まこと、誇りに思える〝賢い金持ちマンション〟になること!』 これが私のミッションです。
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